30代男からサークルの女先輩を1年間かけて奪い取った話。

30代男からサークルの女先輩を1年間かけて奪い取った話。

【性別】男性
【職業】(恋人同士になれた時)
大学生

【自分の年齢】(恋人同士になれた時)
19歳

【相手の年齢】(恋人同士になれた時)
20歳





【出会い】
大学の軽音楽サークルでの新歓コンパにて出会った。
当時自分は19歳で、相手は20歳。
雑居ビルの4階に入っている居酒屋での新歓コンパ終了後、サークル員や新入生が解散場所の1階へエレベーターで小分けに移動するとき、たまたま自分と相手が二人きりでエレベーターに乗り込むことになった。
コンパ内では話をしなかったため、これが初めての出会い。
第一印象は金髪で少しチャラそうな人だと思っただけで、恋心は生まれなかった。
エレベーターでの数十秒間、好きな音楽について話をし、相手も「いい音楽の趣味してるね」程度の反応だった。




【好きになった人について】
性格はおっとりした、少し寂しがりの人。
趣味はエレキギターとインドカレー屋巡り。
特技は料理。
当時の職業は大学生だが、相手の下宿先から徒歩5分程度の居酒屋でアルバイトをしていた。
周りからは、可愛いし大人しいが、少し裏があり、男遊びをするところがあるという評価だった。




【好きな人のパートナー】
アルバイトをしている居酒屋の正社員(30代)と付き合っていた。

【その恋敵について】
面識はあった。
好きな人がアルバイトをしていた居酒屋に何度か食事をしに行っており、そこでカウンター越しに話をする程度の関係だった。
好きな人とは付き合いだして半年ほど。
口ひげを生やし、ヒッピーのような長髪で、丸眼鏡をかけたサブカル男子という印象の人だった。
年齢は30代。




【当時の関係性】
サークルの先輩後輩であったが、下宿先が近いこともあり、サークル終わりに食事に行ったり、二人でライブを見に行ったりなどそれなりに付き合いはあった。
居酒屋の店員(恋敵)と半年ほど付き合っていること、同棲はしていないが合鍵は持っていることなどは聞かされていた。
しかしながら、周囲の人間から「あの子は少し男遊びするところがある」と聞かされてから、僕は彼女に少し恋心が芽生えてきていた。
何度か会ううちに、夜景を見に行ったり手をつないだりする程度の仲にはなっていた。




【好きになったきっかけ】
恋心が芽生えたきっかけは、サークルの周りの人間から「あの子は少し男遊びするところがある」という話を聞いたことだった。
当時の僕は比較的田舎から都会の大学へ通いだしたところであり、今まで自分がかかわってこなかった物事に対する好奇心が強かったため、経験豊富な女の子に強い興味を持った。
何度か食事に行ったり、二人で遊びに行ったりする中、たまたま彼女の遊び心に触れたのか、夏の港で夜景を眺めているときに彼女がキスをしてきた。
それをきっかけに恋心が燃え上がってしまった。
彼女に付き合っている男がいるという状況も、なんとなく特別感があって余計に気持ちを強める結果になった。




【当時の心境】
恋人のいる相手を好きになったことが初めてだったため、様々な感情が入り組んでいた。
恋敵に対する嫉妬や、自分の恋が実らないのではないかという不安、経験豊富な30代男と未熟な自分は何が違うのかなど、考え込んで自己嫌悪にも陥った。
しかしながら、当時の僕はもはやこの人しかいない、この人を手に入れられないと自分の人生は「何かを得られなかった欠落」を背負い続けると考え、他の女性に目が向くことはなかった。




【相談した人】
好きな人と仲のいい女性の先輩に相談をした。
「やめておいたほうがいい」という反応だった。
その反応や、やめておいたほうがいい理由(『君では無理だと言われた』)、反対されたという事実が、逆に自分の恋心を強くしてしまう結果となっていた。




【恋愛のための行動】
「年上女性の落とし方」「遊び人の落とし方」「彼氏がいる女性の落とし方」といったワードをそれぞれ30回ずつは検索し、どうすれば相手の気持ちを自分に向かせられるかをひたすら調べていた。
また、彼女に対してはわりと素直に行為を伝えていたし、食事やデートに誘うなどのアプローチを積極的に行っていた。
時折、恋敵に対する嫉妬心や自己嫌悪が限界に達し、彼女への愛憎のような気持ちをそのまま言葉にして伝えてしまったりもした。
そんな時は怖がられて距離を取られたり、逆にいいように扱われてしまったりして余計につらい思いをしたように思う。
相変わらずサークルのメンバーや女性の先輩からは、「あの女はやめておけ」と強く反対されていた。




【恋人になれたきっかけ】
ただ、最終的には適度な距離を取りつつ、相手の迷惑にならない範囲で、好意を小出しにして伝えることは継続していた。
(食事の際に『そろそろ他に好きな子できた?』という問いが来ると、『いや〜やっぱり先輩ですね』程度の軽いノリを続けていた。)1年ほど、いつでも自分は受け皿になれることを示している中、彼女と恋敵の仲がいまいち良くない時期がやってきた。
ここぞとばかりに、いまでも自分の好意に変わりはないこと、自分のほうが若いし学歴もあるハイスペックであること、自分と付き合ってくれたらこれだけのことができるといったメリットをしつこく伝え、これでダメならあきらめると前置きしたうえで自分と付き合ってほしいと改めてお願いした。
彼女からはイエスの返答を貰い、付き合うこととなった。

【好きになってから恋人になれるまでの期間】
付き合うまでには約1年かかった。




【その後の元パートナー(恋敵)】
働いていた居酒屋を退社し、関東で友達が経営するシーシャ屋に再就職した。
彼女が僕と付き合ったことは伝わっていたが、恋心が冷めていたのか、険悪な様子ではなかった。




【簡単に言うと・・・】
恋人になれたけど、今はもう別れた

【現在の関係】
恋人との付き合いは半年ほどで終わってしまった。
別に好きな男ができたということで振られてしまった。
当時は相当思い悩み体重が10キロ減った。
現在別れてから7年ほどたち、恋人関係ではないが時々あって食事をする程度の関係は続けている。
ごくまれにホテルへ行くこともあるが、今自身にも別の彼女がいるため付き合おうとは考えていない。



【当時の自分へのアドバイス】
略奪愛になるほど、「一人の女性に入れ込んではいけない」という恋愛の基本原則に忠実にならなければいけない。
ただでさえ嫉妬心や悩みで余裕がない中で、一人の女性にコミットしてしまうと、相手からはどんどん恋愛対象として見られなくなってしまう。
必死な様子を見せず、あくまで自分のほうが良い商品であることをさりげなくアピールするほうが良い。